ゴジラ×メガギラス G消滅作戦

前作が半端な怪獣映画だったのを反省してか、今度のゴジラは完全に“恐怖”を前面に押し出した完全な怪獣映画。ハム太郎が併映なのに。ま、映画館で見るわけじゃないから関係ないが。
ミレニアムシリーズは基本第一作の続きでそれ以外は無かったことになり、設定はリセットされる。それが良いか悪いかといえば、正直な話「分かりにくい」からナレーションによる説明とかつけることになり、あんま良いことは無いかも知れない。でも、思いっきり「新しい事」をやることが可能な分、映画としては良いのかもしれない。あくまでリセットされていることを知ってる事が前提なら、本作は十分に「面白い映画」だとは思うが。
今回からミレニアムシリーズは女性ヒロインが主役。アニメの影響か？
プロローグ部分、自衛隊の対ゴジラ作戦がある意味リアルだが、航空支援とか遠距離支援とか無しに、巨大な怪獣相手に地上部隊だけで応戦って、やっぱ無理が無いだろうか？
ブラックホール砲の実験で時空が歪み、メガヌロンが現れる辺り、ちっと無理がある感がある。たぶん対ゴジラ最終兵器のせいで別の脅威が現れるという矛盾（？）を描きたかったんだろうけどね。時空の歪みじゃなく、ふっ飛ばした後の地層から卵が出てきて地熱の影響で復活とか言うラドンスタイルの方が俺としては好みだ。やっぱ怪獣映画に持ち込むSFは最低限にしていただきたい。
で、怖いゴジラを十分に堪能できる本作だが、今回も例によってバトルのクライマックスは寝ていて見ていないという以下省略（笑
ラスト、衛星に搭載したブラックホール砲をゴジラに命中させるためのヒロイン決死の一連は、本来なら盛り上がるところなんだろうけど、明らかにCGと分かるちゃちな大気圏突入映像に、もぅ笑うしかないという、どーすんだよコレ？
それはそれとして。俺としては、渋谷に大被害を出す事になったメガヌロンの卵を不法投棄した昆虫博士が、エピローグに何くわぬ顔で登場したのが気に食わんのよね。
ところで。大阪に遷都されてた意味って、いったい何？

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