鬼平犯科帳 2夜連続スペシャル*1

2夜連続というので「今年は新作2本か！」と思ったら新作と劇場版だった罠。がっかり。いや、面白いんだけどね、劇場版。
で、感想。え〜、いつもの通り。面白かったです、劇場版。残酷描写はどうかと毎回思うが。

• 高萩の捨五郎：ちんぴら武士から農民を助けた「嘗め役」の捨て五郎が鬼平に助けられて感じ入り「犬」になる事から始まる、妙義の團右衛門と鬼平の対決を描いた長編。捨て五郎があっさり「犬」だとバレるのはちょっと都合が良すぎる*1が、心理戦・騙し合いの緊張感が素晴らしい。そして対決の日。鬼平を出し抜いてさっさと逃げ出す團右衛門の潔さ*2は流石としか言いようがない。そして、鬼平に完全勝利したので気が緩んだのか、女のために江戸に舞い戻ってあっさり御用ってのも、ある意味「流石」だよなぁ（笑

新装版 鬼平犯科帳 (20) (文春文庫)

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*1:團右衛門が捨て五郎とのやりとりで違和感を覚えるのはいいのだが、捨て五郎が用心もせずに役宅に直行する＝バレるってのは、、、、なぁ。

*2:もちろん裏切り者の捨て五郎も殺されてしまうわけだが。