涼宮ハルヒの憂鬱

小説版を読み終わって次を楽しみに待っている間に古本屋でコミック版を見つけてしまったという事は、これは「読め」というお告げに違いない。って事で古本で購入。350円也。
このみずのまことによるコミック版なのだが、雑誌で読んだ感想はハッキリ言ってツマラナイ以外にはなく、なんでこのテの雑誌には同人作家を使って人気アニメや人気小説の最低最悪なコミック版を載せるのであろうか?と深く深く思ったものである。
つまらないのは何故かと言えば、とにかく構成が悪い。雑把に構成しているもんだから、「誰が」以外の部分、「いつ」とか「何処で」とか「何をしている」とかがヒジョーに分かり難い。特に、長門が正体を明かす辺りの下りは最悪で、原作読んでなかったら訳わからなかったであろう。
結局のところコミック版は、原作小説の断片を、そのまま絵に起こしただけでしかなく、漫画としての表現が上手いわけでもなく、漫画オリジナル要素が加わるでもなく、漫画にする理由が全く理解できない。こんなん読まずに原作読め、と言いたい。

涼宮ハルヒの憂鬱 (1)