美空ひばりの「怪談 番町皿屋敷」

美空ひばりがヒロインな所為か、鉄山将軍東千代之介が主役な所為か、おどろおどろしい怪談映画ではなく、悲恋話になってしまった「皿屋敷」映画。お菊が皿を数えない「皿屋敷」なんてなぁ、、、。
この映画、短編に近い中編映画な所為がシナリオが薄く、突っ込み処が満載。特にお菊。主役の播磨に迫られながら身分がどうのと最初は拒否していたくせに、恋仲になった途端、播磨に見合い話が来たと知るや「見合いは断れ私と結婚しろ(意訳)」と騒ぐわ、不注意で皿を割ってしまったから播磨に「斬れ」と言ったくせにホントに斬られたらなんか恨み言を言うわ、終いには化けて出て「恨んでません」みたいな事言って彷徨うわ。無意味に化けて出てないで皿数えろよ(笑

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ちなみにラスト。没落した播磨は酒に酔ってちんぴらに喧嘩を売って斬られ、お菊が落ちた井戸に身投げ。迎えに来たお菊と一緒に昇天する。大爆笑!