バカとテストと召喚獣7.5

短編集。表紙はアキちゃん。正直可愛くない。口絵の男装ヒロインズは素晴らしいが。

  • 僕とダウトと男の尊厳:脱衣ダウト(笑 どんどん壊れていく姫路さん。ヒロインなのに。そして美波は出番なし(涙
  • 僕とホンネと召喚獣:俺的『バカテス』ベスト。召喚獣がある程度の自我を持ち、ある程度の自立が可能になった時に訪れる召喚主の悲劇(笑 秀吉の召喚獣がいきなり明久に飛び付こうとするのはともかく、美波の召喚中が小さな子供よろしく明久に懐いて離れず、美波的には言ってはいけない事をほいほいと言っちゃいそうになる様は見事なラブコメである。満足(笑 そして明久の馬鹿思考が明らかに。姫路さんは明久君が『明後日の方向に勘違い』する事を知ったわけだが、今後に生かせるのか? 無理だろうな。
  • 僕と福引きと闇の鍋:一見“闇鍋の恐怖”、実は姫路さんの料理の恐怖を描いている作品(笑 まぁなんつーか、今回の闇鍋では女性陣3人が何故かタバスコを選んでいるのだが、自分が闇鍋に参加している=自分もタバスコの被害に遭う、という事が何故分からないのであろうか? 被害らしい被害は描かれてないが。それにしても姫路さんの料理はすでに「化学兵器」認定だったのか。こういう殺人料理を作るヒロインって、何で味見しないんだろうね?
  • ウチと日本と知らない言葉:美波の過去編。一人称が「ウチ」な理由とか、美波が明久君と仲良くなった理由とか。佳作。勢いだけの短編もいいが、こういう落ち着いた感じのハナシもいいよね。葉月ちゃんも可愛いし。それはそれとして。いつもの4人組がすでにこの話の中で出来上がってるけど、それについてはいつか理由が描かれるんだろうか? いや、雄二はなんとなく分かるんだが、秀吉とムッツリーニが仲間になる理由が思いつかないんだよね。

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)