乃木坂春香の秘密 第8巻

今巻は作者構成の都合でほとんど春香の出番なし。駄目じゃん。

  • 遊園地デート編:今巻で唯一、春香の出番がある話。茅原の陰謀(笑)に引っ掛かった形だが、主人公、鈍すぎ。で、例によって春香がまるでちゅ〜してとばかりに目を瞑るのだが、今回は「いい事あるよ」と美夏に言われたからなんだとか。どんどん退化してるな、春香。今まで何度も雰囲気に流されて目を瞑ってたのは何だったんだよ?
  • メイド執事パーティ編:頭の悪すぎる設定に唖然。世界中のメイド執事が一堂に会してって。有能なメイドさんが全員出払ってたら敵対組織が大喜びしそうなもんだが。それはそれとして。この作者の文章というのはビジュアルイメージを無視してたり文章自体で何か矛盾してたりってのが結構あるんだが。ちびっこメイドさんが執心してた不気味なカエル。口絵ではかなり巨大で俺も『両手でぎゅっと抱きしめ(145P)』ってとこからそれ位の大きさをイメージしてたんだが、ちびっこメイドさんの『ポケットから(159P)』落ちるって本文描写と本文イラスト(163P)で、そのポケットに入る程度の大きさというか小ささに吃驚したりしなかったり。なんだかなぁ、、、。
  • 双葉女学院中等部訪問編:主人公くんが美夏に呼びつけられて双葉女学院やらに行く話なんだが、ヲタク関連施設はきっちり取材してる割りに、こっち方面はまるっきりしてないらしく、お嬢様学校のセキュリティを嘗めきったご都合主義なお話で。主人公くんが勝手に入ろうとして軽微に止められるのは当たり前だが、乃木坂家の関係者と説明しただけで勝手に校内をうろつけるって、どんだけざるなんだよ、警備? ま、それはそれ。美夏の友達が初登場してるわけだが、ちゃんと再登場するんだろうね、このお嬢さん方? ぽっと出のキャラ量産してるだけじゃなかろうな? どーでもいいが、女子中学生が三人座れる膝って、どんなんだよ?
  • お見舞い編:怪我をした椎菜を見舞いに行く話。一応、春香のライバルラインにいる人なのに、春香が出てこない話でしかまともに活躍(?)しないのって、どーなのよ?
  • エピローグ:なんつーか、前巻の段階でこういう話の方向に進む事は分かり切ってた訳だが、時間を経過させるために番外編的な話をほぼ一巻分続けて、結局到着するのはココかい!みたいな感じで(呆 つか、オーディション合格通知=春香がアイドルになるって、どんだけ狭い思考なんだ? それはそれとして。美夏とちびっこメイドさんのふたりがごろごろできる膝ってどんなんだよ(笑

乃木坂春香の秘密〈8〉 (電撃文庫)

乃木坂春香の秘密〈8〉 (電撃文庫)