乃木坂春香の秘密
読了。
それほど多くはないがそれなりに個性的なキャラばかりなので主人公や春香が霞む霞む。つか、主人公とヒロインが一番めだたない*1んでないかい?
それはそれとして。春香が中学の時にオタクである事がばれてトラウマを負い、オタクとばれる事をものすごく怖がってる、っていう設定が変。いや、設定自体は別にいいんだが。でもさ、どんなお嬢様学校か知らんが、女子中学生が漫画一冊持ってただけで「オタク」のレッテル貼ってイジメに走るって、いくらなんでも無理だろ? つーか、落としたら全開になるコミックスってどんなんだ? 中綴じ雑誌じゃなきゃ全開にならんだろうに。フィギュアのカタログが落としたら全開になるのはいいとして、そのカタログの中身が遠巻きにしてた連中に見えるってのもなぁ、、、。なんつーか、「それ」に向かって話を進めるために無理矢理、って感じしかせんのだが。まだ一冊目って事で、って言いたいとこだけど「一期一会」って事あるからなぁ、、、。
そころで、主人公くんが「オタク」の事を「アキバ系」と呼ぶのが凄くイヤ、って事は書いたと思うが、作者が勘違いしてるのかそれとも信長のせいで「オタク」の事を「アキバ系」と呼ぶと思い込んでるのかどっちだ? 後者なら許す。
評価:☆☆
- 作者: 五十嵐雄策,しゃあ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2004/10/08
- メディア: 文庫
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*1:春香は主人公が凄い凄い騒いでるだけだし。