バビストック

昔、ビデオアニメの黎明(?)期、アニメのクリエイター達は元気であった。上から言われて作らされるのを嫌った人気アニメーター達はスタジオから独立し、自分たちが作りたい作品を作っていくためのスタジオを作って一大プロジェクトを立ち上げてアニメ誌を賑わせたりしていた。が、結局はアニメーターはいくら人気があってもただのアニメーターでしかなく、そういったスタジオは次々と潰れ、結果、独立したアニメーターたちは古巣に戻ったり古巣に戻れないので別のスタジオに拾って貰ったりなんとか独立で仕事を続けたりエロ漫画家になったりと。そんな話を元アニメーターの友人に聞いた。
その辺りと関係してるのかしてないのかは知らんが、主人公が次々と代替わりして宇宙の謎かなんかを次々と現れる敵や仲間と関わることによって解き明かしてくとかなんとか確かそんな感じの一大ヒロイックサーガになる予定だったのがTIME FOR ACTIONシリーズの『バビストック』。猪俣と影山だっけ?
壮大な構想をぶちあげ、本編に謎と伏線を張り巡らせた第一作は大コケ。人気小説を原作に持ちながら第二の挑戦がなかった「レモ」*1よろしく第二作は「無し」と言われながらも第一作とは比べものにならない低予算・低レベルの第二作を無理やり作って強引に完結させた気になってるもうどーしようもない作品。今回紹介するのはそのサントラ盤。ジャケットだけは立派だ。

バビ・ストックI―オリジナル・ビデオ・アニメーション (1)

バビ・ストックI―オリジナル・ビデオ・アニメーション (1)