かみちゅ

第4話「地球の危機」
『地球の危機』と言えば原潜シービュー号の劇場版である。突然燃えだしたバンアレン帯が地球を焼き尽くす危機にガラスの潜水艦シービュー号が立ち向かうのだ。でも、今回の話はそんな話じゃないので、がっかり。パロディかと思うじゃん、タイトル同じだし。そうでなくても『地球の危機』とか言うサブタイトルなら東宝怪獣映画くらい期待してもいいよな。
やたらリアルっぽい自衛隊描写があっても「かみちゅ」だからハードな話になるはずもなく、ピンクの火星中学生と初心者神様中学生が汚い大人と対決するのが今回のお話。、、、、ちと違う?
登場する中曽根そっくしの日本国首相、謎の火星人相手にかみちゅを呼び出した。苦しいときの神頼み?って、試験前の中学生かよ。かみちゅが火星人と意思の疎通を図っている間に、首相はアメリカと裏取引。実際にこんな話があれば、最初から在日米軍が出てきそうな気がするが、まぁ、それはそれ。火星人の意志が分かったので、首相はさっそく米軍に引き渡そうとする。神様を騙すとは、さすが日本国首相。で、かみちゅは首相に抗議するが追い出されてしまう。むぅ、神を恐れぬ極悪人だな、中曽根似の首相。いや、日本では首相は約束を守らないくらい大した事はないのだ。怒ったかみちゅは神通力を使って火星人を奪還。二人に迫る自衛隊かみちゅの「専守防衛」の講義に怯むが、神様と知って銃を突きつけるってのもすごいと思うぞ、俺は。中曽根似の首相はタライ(<違う)が頭を直撃。天罰覿面? で火星人は無事に火星に帰っていったとさ。めでたしめでたし。スタッフの人は、今度、極悪な宇宙人と怒りっぽいかみちゅの登場するハードなヤツを作ってください。

晴れのちハレ!

晴れのちハレ!